開催趣旨

 東アジア地域(京幾道(韓国)、九州、上海、新竹(台湾)、香港、シンガポール等)を結ぶベルト地帯(シリコンシーベルト地域)は、世界最大の市場であるとともに、世界最大の半導体の生産力、技術者の供給力を持つ地域です。

 この地域の付加価値向上、国際競争力の強化のため、福岡県は、シリコンシーベルトの各地域と連携し、世界をリードする先端的なシステムLSIの開発拠点を目指す「シリコンシーベルト福岡プロジェクト」に取り組んでいます。

 このプロジェクト推進の一環として、シリコンシーベルトの各地域が問題意識を共有し、人的ネットワークを強め、21世紀の世界のシステムLSIに関する情報発信の拠点とするべく、シリコンシーベルトサミット福岡を2003年より毎年開催しております。

 6回目となる今回は、シリコンシーベルト福岡プロジェクトが、新たな段階(第IIステージ)を迎えたのにあわせ、知的クラスター創成事業広域化プログラムのワークショップを併設して2日間とし、シリコンシーベルト各国の研究機関や業界団体を中心に、欧米や国内他地域も視野に入れながら、お互いの取り組みについて紹介、意見交換を行います。

 今回のテーマは、「地球環境と安全社会に挑む クルマと半導体の近未来技術」です。
 環境問題、安全・安心な社会実現は、半導体産業にとっても、大きな課題です。半導体の最先端技術開発は、製品を通して、社会全体の省エネルギーに貢献しています。一方で、半導体マーケットとしても大きな市場であり、北部九州に集積が進む自動車産業の技術動向は、注目されるところです。このため、エコロジー・環境・安全に、半導体最先端技術開発、自動車テクノロジーは、どのように寄与していくのか、世界各国の技術開発・事業をリードする講師をお招きして、充実したフォーラムを実施いたします。

 第1日目の基調講演は、中国自動車企業における技術ロードマップです。21世紀最大の自動車市場と言われる中国では、車載半導体市場も今後急速な拡大が見込まれています。また、自動車の増大は、深刻な環境への負荷を招いています。これらに、技術的にどう対応しようとしているのか、中国自動車業界の第一人者により、お話いただきます。

  セッション1では、まず、自動車、通信等多様な分野における要素技術から構成される“自動車ITS”の技術戦略マップについてお話しいただき、今回のテーマである『環境、安全』に対する、様々な視点を提示いただきます。続いて、欧米の半導体企業、自動車関連企業から次世代の技術戦略をお話いただくとともに、研究開発の第一人者により最先端のMEMS技術動向を発表いただくことで、安全・環境を進化させるキー技術の将来展望を示してまいります。

  セッション2では、福岡県の知的クラスター創成事業における車載・情報通信分野等の研究開発プロジェクトを発表します。

 セッション3では、シリコンシーベルト地域の各研究機関からそれぞれの技術戦略ロードマップの重点をパネルディスカッション形式で発表し、先端的なシステムLSI開発拠点構築に向けて、どのように研究開発フェーズをステップアップしていくか示唆します。

 2日目は、今回新たに設けるワークショップです。海外からの参加者とのビジネスマッチングも含め、3分科会同時進行で行い、福岡において最先端の半導体技術関係のコラボレーションを追求してまいります。

シリコンシーベルトサミット福岡2008委員会

(敬称略)

組織委員会
委員長
九州半導体イノベーション協議会会長(日本電気株式会社 代表取締役会長)佐々木 元
副委員長
福岡先端システムLSI開発拠点推進会議会長(九州電力株式会社 相談役)鎌田 迪貞
委員
経済産業省 商務情報政策局 局長岡田 秀一
九州経済産業局 局長谷 重男
福岡県知事麻生 渡
北九州市長北橋 健治
福岡市長吉田 宏
(社)電子情報技術産業協会(JEITA)専務理事半田 力
半導体産業研究所 (SIRIJ)所長前口 賢二
実行委員会
委員長
(財)福岡県産業・科学技術振興財団 顧問久保 善博
委員
経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課長住田 孝之
(社)電子情報技術産業協会(JEITA)電子デバイス部長岩村 淳
半導体産業研究所 所長 〔組織委員会兼任〕前口 賢二
(財)機械振興協会 経済研究所 調査研究部 研究主幹井上 弘基
(株)半導体理工学研究センター 代表取締役社長下東 勝博
東芝マイクロエレクトロニクス(株) 常務取締役
(社)日本半導体ベンチャー協会 理事
川手 啓一
(財)福岡県産業・科学技術振興財団 専務理事塚元 憲郎
(財)福岡県産業・科学技術振興財団 システムLSI推進プロデューサー大津留 榮佐久